なぜ日本ではまだ「精製塩」が主流なの?世界で注目される“ヒマラヤ岩塩”とのちがい
- 2025.07.16
- ヒマラヤ岩塩

日々の食事に欠かせない「塩」ですが、みなさんはどんな塩を使っていますか?
世界では、ミネラルを豊富に含んだ「天然塩」
特にピンク色が美しいヒマラヤ岩塩が注目を集めており、健康志向の人々の間で定番となっています。
ですが、日本ではいまだにスーパーなどを見てもらって分かる通り、
「精製塩」が主流となっているのが現状です。
今回はその理由と、毎日使う塩だからこそ見直したい“選び方”について、わかりやすくお話しします。
「精製塩」と「天然塩」はどう違うの?毎日使うからこそ知っておきたい、塩の本当の姿
「塩」とひとことで言っても、実はその中身には大きな違いがあります。
中でもよく耳にするのが「精製塩」と「天然塩(自然塩)」という分類です。
この2つ、見た目は似ていても、成分・製法・味・健康への影響など、比べてみるとまったく異なる性質を持っています。
精製塩とは?
精製塩(せいせいえん)とは、海水や岩塩から塩化ナトリウム(NaCl)を化学的または機械的に取り出して純度を高めた塩のことです。
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主な製法:イオン交換膜法・立釜式製塩法など、化学処理を伴う方法
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含まれる成分:塩化ナトリウム99%以上
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見た目:サラサラで真っ白
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特徴:均一で扱いやすく、湿気にも強い。加工食品や工業用にも適する。
言い換えれば、精製塩は**「純粋なナトリウム成分だけを取り出した“工業製品”のような塩」**です。
その分、ほかのミネラルがほとんど除去されているため、体内のミネラルバランスを崩しやすいとも言われています。
天然塩とは?
一方の天然塩(てんねんえん)は、海水や岩塩層などの自然資源をなるべくそのままの形で結晶化させた塩のこと。
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主な製法:天日干し、釜炊き、岩塩採掘など。化学的処理を行わない製法が基本。
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含まれる成分:ナトリウム+カルシウム・マグネシウム・カリウム・鉄分など多種類のミネラル
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見た目:ピンク・グレー・薄茶など、色に個性あり
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特徴:風味がまろやかで、味に深みがある。料理の味を引き立てる。
特にヒマラヤ岩塩などは、数億年前の海が地殻変動で閉じ込められてできた塩の結晶であり、
非常にミネラルバランスに優れた「古代の自然の恵み」と言えます。
精製塩 vs 天然塩 ― 比較表で見る違い
比較項目 | 精製塩 | 天然塩(例:ヒマラヤ岩塩) |
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製法 | 化学処理や機械処理で純度を高める | 天日干しや釜炊き、採掘など自然由来の製法 |
成分 | 塩化ナトリウム99%以上 | ナトリウムに加え、ミネラルをバランス良く含む |
見た目 | 真っ白、粒が均一 | 自然な色味(ピンク・グレーなど)、粒に個性あり |
味 | とがったしょっぱさ、単調 | まろやかで奥深い、料理に旨みをプラス |
用途 | 工業・加工食品・大量調理向き | 健康志向の料理や日常使いにおすすめ |
価格 | 安価 | やや高価(価値に比例) |
どうして日本では精製塩が主流のまま?
実は、日本で「精製塩」が今も広く使われている背景には、歴史的・経済的な理由が深く関わっています。
国家による“塩の専売制度”の歴史
日本では1944年から1997年まで、塩は国の専売品とされ、製造・販売はすべて政府が管理していました。
この制度のもとで作られていたのは、大量生産に適した「精製塩」。
そのため、長い間日本の家庭や飲食店には、塩化ナトリウムがほぼ100%の“真っ白な塩が
当たり前のように流通していたのです。
そしてこの約50年もの期間に、日本人の“塩の味覚”や“常識”がすっかり固定されてしまいました。
「塩はしょっぱいもの」
「白くてサラサラしているものがいい塩」
そんな感覚は、この時代に作られた価値観なのです。
精製塩=安くて便利な「工業製品」
精製塩は、見た目がきれいで、湿気に強く、価格も安い。
食品加工にも使いやすく、工業的にも管理しやすいため、
大量消費社会にぴったりな“工業製品”としての塩でした。
今でも多くの食品工場、スーパー、外食チェーンなどでこの精製塩が使用されており、
「コスト」や「扱いやすさ」から切り替えが進まないという現実もあります。
教育やメディアで語られてこなかった“塩の質”という視点
日本では、長らく「塩=健康に悪い」と言われてきました。
高血圧などの生活習慣病との関連で、「塩分を減らしましょう」というメッセージが
強く伝えられてきた結果、「どんな塩を選ぶか」が話題になることは少なかったのです。
しかし本来は、
“とりすぎ”が悪いのであって、“良い塩”を適量とることはむしろ健康のために重要です。
海外では、ミネラルバランスを整えるために塩の質にもこだわる食習慣が広がっていますが、
日本ではその意識がまだ広まっていないのが実情です。
スーパーに並ぶ塩の選択肢が少ない
日常的に買い物をするスーパーでは、手に取りやすい場所に精製塩が並び、
天然塩は一部の棚に限られています。
選択肢が少ないうえに、見た目も価格も「違いがよくわからない」となれば、
多くの人がいつもの塩=精製塩を選んでしまうのも当然かもしれません。
日本で精製塩が主流である理由の『まとめ』
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日本では長年の制度と慣習で精製塩が“当たり前”になった
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健康志向の塩選びが、まだ広く知られていない
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スーパーや外食でも精製塩が主流のため、天然塩を知る機会が少ない
つまり、私たちが普段使っている塩は「本当にいい塩か?」という視点が
抜け落ちていたということです。
でも、今からでも遅くありません。
自分と家族の健康を守るために、まずは塩を見直すことからはじめてみませんか?
なぜ精製塩よりも「天然塩」が注目されているのか?
最近では「減塩」よりも、「質のよい塩を適切に摂ることが健康につながる」という考え方が広まりつつあります。
ヒマラヤ岩塩などの天然塩に含まれるミネラルは、私たちの体にとってとても大切な栄養素です。
たとえば…
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マグネシウム:筋肉や神経の働きをサポート
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カルシウム:骨や歯を丈夫に
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カリウム:体内の水分バランスを調整
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鉄分:血をつくる材料になる
毎日口にする塩だからこそ、これらのミネラルを自然なかたちで取り入れられるのは、体にとって大きなメリットです。
塩を変えれば、暮らしが変わるかもしれません
私たちが毎日何気なく使っている「塩」は、料理の味だけでなく、
体調や健康状態にも関わる大切な存在です。
今まで意識してこなかった方も、
ぜひこの機会に「どんな塩を選んでいるか?」を見直してみてください。
安心・安全で新鮮なヒマラヤ岩塩を届けるための『梅研本舗4つのこだわり』
「ヒマラヤ岩塩」と一口に言っても、その品質や安全性はすべて同じではありません。
実際に、輸出元のパキスタンには多数の採掘工場・加工工場が存在し、
その中には衛生管理が不十分な施設や、食用基準を満たしていない工場もあるのが現実です。
梅研本舗では、皆さまの口に入る“食用塩”として、
本当に安全で信頼できるヒマラヤ岩塩をお届けするために、
実際に現地の工場を訪問・視察し、採掘環境・衛生状態・生産体制を直接目で確認。
そのうえで、厳選した工場とだけ提携しています。
ここでは、梅研本舗がヒマラヤ岩塩の“鮮度”と“安全性”にこだわるために行っている、
4つの具体的な取り組みをご紹介します。
(1)ダイナマイトを使わない採掘
ヒマラヤ岩塩の採掘においては、作業効率を優先してダイナマイト(火薬)を使用する工場も存在します。
しかし爆薬を使うことで、塩の表面に火薬の成分が付着するリスクがゼロではありません。
私たち梅研本舗は、食用であることを第一に考え、ダイナマイトを一切使わずに
丁寧に採掘している工場とだけ提携。
時間や手間がかかっても、体に入れるものだからこそ、より安全でクリーンな岩塩を選んでいます。
(2)スキャニング装置による異物除去
海外からヒマラヤ岩塩を輸入する際に最大の課題となるのが、異物混入です。
現地で目視確認が行われている工場もありますが、
手作業だけではどうしても見逃しが発生します。
梅研本舗では、異物を光学スキャナーで自動的に検出・除去する設備を完備している工場と提携しています。
これにより、一般的な目視除去と比較して、圧倒的に高い異物除去率を実現しています。
(3)人の目による最終チェック
スキャニング技術の導入によって作業は効率化されていますが、私たちは最後の品質チェックを“人の目”で行うことも大切にしています。
人間の目にしか見えない微細な色や形の違いなど、
機械では見逃してしまう“違和感”を見逃さないためです。
梅研本舗の提携工場では、専門スタッフが一粒一粒を丁寧に確認し、
より安心・安全な製品だけを選別しています。
(4)採掘から2か月以内の新鮮な岩塩を輸入
塩は腐ることがないため、日本の法律では賞味期限の表示が免除されています。
ですが梅研本舗では「塩も食品である」という考えのもと、鮮度にもこだわっています。
採掘されてから長期間放置された岩塩は、乾燥状態や輸送・保管中の環境によって、
風味が落ちることもあるのです。
私たちは、
「口にするものだからこそ、なるべくフレッシュであってほしい」
という想いから、採掘後2か月以内の新鮮なヒマラヤ岩塩だけを選び、日本へ輸入しています。
ヒマラヤ岩塩を毎日使うからこそ、徹底した安全・衛生管理を
梅研本舗のヒマラヤ岩塩が、安心・安全な理由はもうひとつあります。
それは、私たちが提携している工場が世界基準の食品安全認証を取得していることです。
世界の食品規格に認証された工場との提携
パキスタンには26の鉱脈がありますが、そのすべてが食用レベルとは限りません。
梅研本舗では、高品質かつ安定供給が可能な鉱脈の工場を厳選して提携。
粉砕工場・選別工場は、ISOやHACCPなどの国際食品安全規格を取得済みです。
HACCP(ハサップ)による安全管理の徹底
HACCPとは、食品の製造工程で危害が起こりうるポイントを事前に分析・管理する国際的な衛生管理システムのこと。
梅研本舗では、HACCP導入済の工場で加工されたヒマラヤ岩塩を輸入し、日本国内では以下のような体制を整えています。
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塩事業センターでの成分検査
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食品輸入許可の取得
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食品衛生責任者の常駐
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保健所の営業許可取得
安心・安全の裏側には、こうした目に見えない努力と体制があるのです。
本物のヒマラヤ岩塩を、毎日の食卓に
塩は、私たちの毎日の食卓に欠かせない大切な存在。
だからこそ、「ただしょっぱいだけ」ではなく、
体に必要なミネラルを自然なかたちで摂れる本物の塩を選びたいものです。
梅研本舗のヒマラヤ岩塩は、
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ダイナマイトを使わない安全な採掘
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異物を徹底除去する専用スキャナー
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人の目による最終チェック
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採掘から2ヶ月以内のフレッシュな状態で輸入
という4つのこだわりをもとに、安心・安全・高品質を追求したヒマラヤ岩塩です。
さらに、現地工場の衛生環境もスタッフが自ら視察・確認しており、
「家族に毎日使いたい」と思える塩だけを厳選しています。
あなたの食卓に、自然の恵みをそのまま閉じ込めたヒマラヤ岩塩を。
今日から、体がよろこぶ『塩のある暮らし』をはじめてみませんか?
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