サウナで“ととのう”って本当?元・岩盤浴派がハマった理由とオススメの『ととのい方』
最近よく聞く「ととのう」という言葉。

SNSでは「サウナ→水風呂→外気浴」のルーティンを楽しむ人が増えていますが、
実際にどうすれば“ととのえる”のか、いまいちピンとこない人も多いのではないでしょうか。
かくいう筆者も、もともとは完全な岩盤浴派。

じんわりと汗をかきながら体の芯から温まる感覚が大好きで、
「サウナは熱すぎて息苦しいし、髪もパサつくから苦手」と思っていました。
ところが、遠方に住むサウナ好きの友人に誘われて、
初めて“本格的なととのい体験”をした日をきっかけに、価値観ががらりと変わったのです。
サウナで「ととのう」とはどういうこと?


「ととのう」とは、サウナで体を温め、水風呂で冷やし、外気浴で休むことで、自律神経がリズムを取り戻し、
脳が深いリラックス状態に入ることを指します。
サウナで体温が上昇すると血管が拡張し、その後の水風呂で一気に収縮します。
この“温冷交代”によって血流が良くなり、
脳内で**βエンドルフィン(幸福ホルモン)**が分泌されるのです。
結果、
- 頭がスッキリする
- 全身が軽く感じる
- 呼吸が深くなる
といった、いわゆる“ととのい”状態に導かれます。

私の場合、初めてその感覚を味わったのは、1セット目の外気浴中でした。
それは「暑いのを我慢して入るのがサウナ」という自分の勘違いが溶けていくような
感覚でもあったのです。
サウナ→水風呂→外気浴という一連の流れに身を委ねるうちに、心と体が少しずつ整っていく。
そして全てのセットを終えたころには、まるで学生時代の部活動の走り込みをやりきった後のような、
心地よい達成感と爽快感が残っていました。
決まった型に沿って、ひとつひとつのプロセスを丁寧に行う。
そのプロセス自体が、まさに心身のリラクゼーションなのだと感じた瞬間でした
鹿児島で『ととのうサウナ体験』ができた2つの場所

筆者が実際に『ととのう』を体感できたのは、
鹿児島県薩摩川内市にある以下の2つの施設です。
「サウナでととのう」というセットメニューをこなすには、
- サウナ
- 水風呂
- 外気浴をするための露店風呂
の3つが揃っている必要がありますが、
紹介する施設はいずれも揃っていたのでオススメします。
◆鹿児島県薩摩川内市 SPA HOTEL YUTTARIKAN(スパホテルユッタリカン)
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SPA HOTEL YUTTARIKANは、鹿児島県の北薩地区の中心都市
「薩摩川内市(さつませんだいし)」にあるスパホテルです。
ホテルがある東郷町は、ぶどうの栽培が盛んで、
直売所がいたる所で見られることから、
『フルーツのまち』という異名として呼ばれます。

自然が豊かな地域で、風光に恵まれた大自然の中で入る
露天風呂やサウナは極上のひとときです。
ヒノキの香りが漂うサウナ室と、しっかり冷たい水風呂が魅力。
外気浴スペースも広く、夕方~夜には山の風や音が心地よく吹き抜けます。

地元の方が静かに“整っている”雰囲気もまた良く、
まさに初心者でも入りやすい「鹿児島ととのうスポット」です。
サウナ後には、オロポでグイッ!と喉を潤してミネラル補給するのがオススメ!
◆ 鹿児島県日置市 めぐみの湯 錦龍館(キンリュウカン)
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鹿児島県日置市にある「めぐみの湯 錦龍館(キンリュウカン)」は、
室内サウナ・水風呂・露天風呂による外気浴の3セットがしっかり揃っている施設。
特徴的なのは、一般的なドライサウナではなく
『リモコン式ミストサウナ』が採用されている点です。

Google mapの口コミレビューを見ると
「やっぱりドライサウナがよかった」
「ミストは物足りない」
といった意見も少なくありません。
ただ、【筆者はこれはこれでありだと思いました】
ミストが全身を包み込むように広がる感覚は、熱気で一気に汗をかくドライサウナとはまったく別物。
じんわりと体の芯から温まっていく過程が心地よく、息苦しさも少ない。
何より、髪や肌が乾燥しにくく、終わったあともしっとりしているのが印象的でした。
普段は高温サウナで「もう少し我慢しよう…」と限界まで耐えるタイプでしたが、
ここでは“無理をせずに整う”という新しい感覚を体験。
そのまま水風呂に入ると、ほどよく開いた毛穴が一気に引き締まり、
外気浴では全身がリセットされていくような爽快さがありました。

派手さはないけれど、やさしく体を癒してくれる。
そんな“鹿児島らしいぬくもりのサウナ”が、めぐみの湯 錦龍館の魅力だと思います。
サウナ初心者が失敗しがちなポイントと対策

「サウナでととのいたい」と思っても、最初はなかなか上手くいかない人が多いものです。
私自身、最初は「熱すぎる」「冷たすぎる」「息苦しい」と感じていました。
けれど、いくつかのコツをつかんでから、サウナが一気に快適で楽しい時間に変わりました。
1. サウナでは温度より“呼吸”を意識して、ととのうのがオススメ

サウナ室に入るときは、温度計よりも「呼吸」に集中します。
無理して長く入るより、深く、ゆっくりと呼吸できる範囲で入るのがポイントです。
呼吸が浅くなると自律神経が乱れ、逆に疲れてしまいます。
2. 髪のパサつき防止として『トリートメント+サウナハット』を使ってととのう

筆者は、サウナの高温で髪がパサつくのが嫌で、長年避けていました。
ですが今では、
- トリートメントをつける
- ダイソーのサウナハットをかぶる
この2つだけでかなり改善しました。
ハットは熱を遮るだけでなく、のぼせ防止にもなるので一石二鳥です。
3. 折りたたみマットで快適度をUPして、ととのう

木製のベンチに直接座ると、思いのほか熱くて落ち着かないもの。
100円ショップや通販で売っている折りたたみ式のサウナマットを敷くだけで、
座り心地も清潔感も大幅アップします。
小さな工夫ですが、これで『自分がととのう環境』が一気に整いました。
サウナの「ととのう」と岩盤浴の「癒やし」の違い

もともと岩盤浴派の私が感じたのは、サウナと岩盤浴は似て非なるリラックス法だということです。
岩盤浴は40〜50℃ほどの室温で、遠赤外線の効果によって体の芯をじっくり温める『静的な癒やし』
一方でサウナは80〜100℃以上と高温で、
短時間で発汗と自律神経のリセットを促す“動的なリセット”です。
つまり、
- 岩盤浴:深く落ち着くリラクゼーション
- サウナ:気分が切り替わるリフレッシュ
という違いがあります。
両方を知っているからこそ、
「今日はじっくり癒されたい」
「今日は気分をスイッチしたい」
など、
目的に合わせて使い分けられるのが理想的です。
家・自宅でも“ととのう”を楽しみたい人へ ― 岩盤浴ベッドという選択肢




サウナの魅力は分かっていても、
「仕事が忙しくて通えない」「人混みが苦手」という人も多いでしょう。
そんな人におすすめしたいのが、
自宅で使える梅研本舗の岩盤浴ベッドです。
このベッドは、サウナのような高温ではなく、
岩盤から出る遠赤外線によって体の芯をじんわり温めるタイプ。
寝転ぶだけでまるで岩盤浴施設にいるようなリラックス感が得られます。

「夜にサウナへ行けない日」「体を冷やしたくない日」などに活用。
短時間でも汗をかき、体の芯から温まるので、
寝つきが良くなり、翌朝の体の軽さがまるで違います。
また、天然鉱石を使用した構造なので、遠赤外線効果によって自然な温もりが続くのも魅力。

体質的にサウナの熱が苦手な人にも向いています。
「サウナでととのう」
「岩盤浴で癒やす」
どちらも目的は『自分の心身を整えること』
梅研本舗の岩盤浴ベッドなら、
忙しい日々の中でも自宅で簡単に“ととのう時間”を持つことができます。

ととのう本質は「自分をリセットすること」

サウナも岩盤浴も、方法は違えど、
本質的には心と体をリセットし、自分に戻る時間を与えてくれるものです。
- サウナは「交感神経を刺激してスイッチを切り替える」
- 岩盤浴は「副交感神経を整えて深く癒す」
それぞれに違った良さがあります。
筆者のおすすめは、
外でサウナに行けない日は自宅で岩盤浴ベッドに横たわり、
静かな音楽を流して“内側もととのう”を楽しむスタイル。

「サウナでととのう」も、「岩盤浴で整う」も、
どちらもあなたの毎日を整える最高のセルフケアです。
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