『家相』の大切さに中古物件のリノベーションで気づいた話|鬼門・方位の基本と、盛り塩で整える暮らし
私事ですが、最近中古物件を購入してリノベーションを行った際、
知り合いの神主さんに相談する機会がありました。
その際に教えていただいたのが、日本に古くから伝わる「家相(かそう)」という考え方です。
正直、最初は「家相なんて昔の風習だろう」と半信半疑でした。
しかし話を伺ってみると、家相は単なる迷信ではなく、
- 太陽の動きや風通し
- 人が自然と調和して暮らすための知恵
だということがわかりました。
実際に自宅の方位を確認してみると、気の流れや生活動線が不思議と重なっており、
「これは理にかなっている」と感じたのです。
家相とは?その基本的な考え方

「家相」とは、建物の方位と間取りの関係から、住む人の運気や健康運を見立てる考え方です。
家のどの方位にどんな部屋を配置するかによって、
『良い気』と『悪い気』の流れを整えることを目的としています。
現代の住宅設計においても、
- 風通しや日当たり
- 湿気のこもりやすさ
など、
家相の知恵が科学的にも理にかなっている部分は多く見られます。
例えば、
「北側は寒く湿気がこもりやすい」
「南側は光が強く、明るい部屋に向く」
といった点は、まさに家相の知恵そのものです。
家相とは日本独自のもの?

家相は、中国から伝来したものの、日本の神仏習合思想(日本固有の神道と仏教が融合した信仰形態)
が関りをもつことで日本独自の発展をしました。
奈良時代、中国から仏教と共に伝来した風水思想には、
- 聖者の居住空間 陽宅(ようたく)風水
- お墓など死者が住む家 陰宅(いんたく)風水
の2種類があります。

陽宅風水が、日本の神仏習合の影響を大きく受け、
日本独自の宗教観の中で発展したものが家相です。
そのため、異国に渡って異なる宗教観の中で育まれた家相は風水を親とするものの、
風水とは別物と考える方が自然とされる節もあります。
家相における鬼門・裏鬼門とは?

家相の中でも特に重視されるのが、「鬼門(きもん)」と「裏鬼門(うらきもん)」です。
-
鬼門(北東/丑寅の方角):気が入りやすく、乱れやすい方角
-
裏鬼門(南西/未申の方角):気が出ていく出口で、不浄をためやすい方角
この2つは、いわば「気の入口と出口」であり、
昔から「火」や「水」を扱う場所を避けたほうが良いとされてきました。
つまり、キッチン・お風呂・トイレ・洗面所などをこれらの位置に配置すると、
家全体の気の流れが乱れると家相上では考えられています。
家相と風水では「鬼門」の考え方が違う?

ここで少し補足しておきたいのが、「家相」と「風水」における【鬼門】の考え方の違いです。
どちらも「気の流れ」や「方位」を重視する点は共通していますが、発祥と目的が異なります。
-
家相は日本で独自に発展したもので、神道的な思想を背景に「穢れを避ける」「神聖な方角を汚さない」といった『祓い清め』の意味合いが強いです。
-
風水は中国の思想に基づき、自然界の“気”の流れや陰陽五行のバランスを整えることで、運や健康、繁栄を高めることを目的としています。
そのため、鬼門(北東)や裏鬼門(南西)に対する解釈や対処法も異なります。
家相では「避ける」ことを重視しますが、風水では「調和」や「補う」ことを意識します。
いうならば、
-
家相は「日本の気候・風土」を基にした建築的思想
-
風水は「中国発祥の気の流れ」に基づく環境学
どちらを信じるかではなく、「どんな暮らし方をしたいか」に合わせて柔軟に取り入れるのが
現代的な考え方なのかもしれません。
実際に鬼門を避けてリノベーションした実体験

こちらが家相を意識する際に使用する家相盤です。
家相盤の中には、干支(えと)が記されたものもありますが、
これは古くから方角を干支で表していた名残で、
鬼門(丑寅=北東)や裏鬼門(未申=南西)を明確に示すための目印とされています。
家相のことを教わった筆者は、さっそく神主さんからいただいた上記と同じ家相盤イラストを、
トレーシングペーパーにて複写。


そして、複写した家相盤の直線が交わる中央線と、
東西南北及び物件の中心が分かる平面図を照合してみました。


すると、リノベーション前の状態だとキッチンコンロが
ちょうど北東の鬼門に位置していることが分かったのです。
「鬼門に火を置くと、気が荒れやすくなるから避けた方が良いよ」
とは、神主さんから教わっていたので、
思い切ってキッチンをリビング側へ移動するリノベーション計画を実行しました。


その結果、リノベーション後は家の中の風通しや明るさが格段に良くなったのです。
実際に、キッチンを頻繁に使う嫁は、
『前に賃貸契約していた家では、私一人が料理している場所が離れていて
寂しい感じがしたけど、
これならテレビを見たり、リビングにいる人と話しながら作業出来るから寂しくない!』
と大喜び。
実際に我が家へお客さんが来られて筆者がキッチンで作業をしている時も、
リビングにいるお客さんと会話をしながらの
「ながら家事」が出来て自分自身も大変助かりました。

偶然かもしれませんが、住まいの『気』を整える大切さを身をもって感じた出来事でした。
リノベーションとリフォームの違いとは?

今回、私が行ったのは「リノベーション」ですが、
知り合いなどから「リノベーションってリフォームと違うの?」という質問を多く受けました。
この二つの言葉は似ていますが、目的や内容には明確な違いがあるので補足させてください。
リフォームは、古くなった部分を「元の状態に戻す」ことを指します。

たとえば、
- 老朽化した壁紙の張り替え
- 壊れた水道の修繕
- 浴室の入れ替え
などがその代表です。
つまり、マイナスの状態をゼロに戻す作業がリフォームです。
一方、リノベーションは、住まいの間取りや設備を見直し、
暮らしのスタイルそのものを新しくデザインし直すことを意味します。

私の場合も、
- 家相の観点からキッチンの位置を移動
- 生活動線を考慮してリビングとダイニングの空間を一体化
- 洗濯機がある脱衣所から部屋干し用の部屋は繋げる
など、「より快適に、より自分らしく暮らす」ための改修を行いました。
言い換えればリフォームは『修復』であり、リノベーションは『再構築』です。
そしてリノベーションは、家の見た目だけでなく「暮らし方」や「心地よさ」にまで影響を与える、
いわば『暮らしの再設計』といえるかもしれません。
家の「気」を整える ― クリスタル岩塩 盛り塩のすすめ




家相を学び、住まいの方位や間取りを整えることは、
『気の流れ』を良くする第一歩です。
ただ、日常生活の中で人の出入りや季節の変化によっても、
家の中のエネルギー(気)は少しずつ乱れていくと言われています。

そんな時に役立つのが「盛り塩」です。
玄関・トイレ・キッチン・浴室など、
人の動きが多い場所や『気がこもりやすい場所』に小皿で盛り塩を置くだけで、
空間の雰囲気がやわらかく、すっきりとした印象に変わります。
また、盛り塩は「場を清め、気をリセットする」という日本古来の浄化習慣でもあります。
掃除を終えたあとや、気分を切り替えたいタイミングで新しい塩に取り替えると、
気持ちまで軽くなるような不思議な効果を感じる方も多いようです。
当社では、こうした空間の浄化をサポートする梅研本舗の盛り塩シリーズをご用意しています。
シンプルで使いやすく、玄関やトイレなどにも馴染みやすいデザインです。
家相を意識した住まいづくりに、ぜひ取り入れてみてください。
【梅研本舗のクリスタル岩塩 盛り塩セット】
心と体の「気」を整える ― 『岩盤浴ベッド』という選択



家相や盛り塩が『空間』の気を整えるものであるのに対し、
自分自身の気を整える方法として注目されているのが「温熱療法」です。
その中でも岩盤浴ベッドは、自宅やサロンで手軽に心身を温められるアイテムとして人気です。
岩盤プレートが遠赤外線を放出し、体の芯まで温めることで血行を促進。
冷えや疲れをやわらげ、リラックス効果を高めてくれます。
体を温めることは、まさに『内なる気の流れ』を整えることにも通じます。
日々のストレスや冷えによる不調を感じたとき、
静かに横たわり、呼吸を整えながら体を温める。

それだけで、頭の中や心のざわつきが静まっていくのを感じられるでしょう。
梅研本舗では、エステサロンや整体院はもちろん、
一般のご家庭にも導入できる岩盤浴ベッドを取り扱っております。

心身のメンテナンスの一環として、
『岩盤浴ベッドで整う時間』を生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか?

まとめ
住まいの気を整える「家相」、
空間を清める「盛り塩」、
そして心と体を温める「岩盤浴ベッド」
どれも古来から続く『調和と再生』の知恵です。
家も心も、日々の暮らしの中で少しずつ整えていくことで、
自分らしく穏やかな毎日へとつながっていきます。
健康とリラクゼーションの専門店 梅研本舗は、
そんな『整える暮らし』を応援しています。

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